Xstrada V5.0 のリリース
はじめに
今般、Javaワークフローコア製品 Xstrada V5.0(v5.0.0)をリリースしました。
V5.0では、会社間ワークフローを可能にしたアドバンスド・シェアードモードをはじめとする、多くの機能拡張を行っています。

以降に、新しい機能や訂正内容について記載しておりますので、より一層のご活用をお願いいたします。
推奨動作環境
サーバ
分類 製品
OS Windows Server 2008 R2 Standard
Windows Server 2008 Standard SP2
Windows Server 2003 R2 Standard SP2
JRE Sun JDK 6 update 22
Sun JDK 5 update 22
WAS Apache Tomcat 6.0.29
WebSphere Application Server 7.0.0.11
WebSphere Application Server Express 6.1.0.31
RDBMS
(JDBCドライバタイプ4のみ対応)
Oracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0) Standard Edition
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
Oracle Database 10g Release 2 (10.2.0.5.0) Standard Edition
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
SQL Server 2008 R2 Standard Edtion
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_100_BIN2」
SQL Server 2005 Standard Edition
※ 照合順序は「Japanese_90_BIN2」
クライアント
分類 製品
OS Windows 7
Windows Vista Business SP2
Windows XP Professional SP3
ブラウザ Internet Explorer 8
Internet Explorer 7
Internet Explorer 6 SP3
その他 Microsoft Excel 2003 (FORMWRITER使用時、印刷用シートを作成するためのExcelとして)
※FORMWRITER利用者のクライアントにはMicrosoft Excelのインストールは必要ありません。
注意事項 ポップアップブロッカーの解除
Internet Explorerに搭載されたポップアップブロッカーとGoogleツールバー、Yahoo!ツールバー、MSNツールバー等の同等の機能により、ログイン、ウィンドウオープン、ダウンロード等の処理が正常に動作しない事があります。
Internet Explorerの設定で、本システムのサーバサイトに対してポップアップブロックを解除して下さい。
ActiveXの使用
FORMWRITERやマニュアルのメニューはActiveXを使用して動作しているためInternet Explorerのセキュリティが厳しいと実行されなくなりますので、Internet Explorerのセキュリティ設定で本システムのサーバサイトに対してActiveXを実行可能にして下さい。
新機能と機能拡張
本バージョン(Xstrada V5.0)で追加または拡張した機能です。

  1. ワークフローエンジン、フレームワークの強化
    • 会社間のワークフロー、兼務が可能なアドバンスド・シェアードモードの追加
      従来の複数会社利用できるシェアードモードは、会社間が完全に区切られ、会社間でのワークフロー、兼務は不可能でした。
      今回、追加された新しいアドバンスド・シェアードモードでは、会社間のワークフロー、兼務が可能になっています。
      なお、従来通りスタンダードモード、シェアードモードも引き続き利用できます。
      詳しい設定方法は「管理者マニュアル(xs_admin.chm)」の「機能別設定チュートリアル」欄を参照下さい。
    • アーカイブ参照用メニューの追加
      従来のアーカイブは、古い申請書を移したDBを参照するためには、本番利用とは別の独立したWAS環境を構築する必要がありました。
      本バージョンでは、アーカイブ用の別DBを参照するアーカイブメニューが組み込まれ、アーカイブ用のWAS環境を別途構築しなくてもアーカイブされた申請書の参照を可能にしました。
      尚、各ユーザ向けに開発されてたアプリケーションによっては、本機能によるアーカイブ参照が利用できない場合がありますので、ご注意下さい。
    • ルート図の動的表示
      アクティビティ設定の条件分岐に「申請時確定」の設定が追加されました。
      これをチェックすると、ルート図表示時点での条件分岐の判定を行い、判定結果基づくルートのみを表示します。複雑なワークフロー設定を行ってもルート図でもシンプルに表示できます。
      ※ルート図の動的表示をチェックした場合、条件分岐に使用する条件が一部制限されます。例えばアクティビティ設定で「承認者」での条件分岐とルート図の動的表示は同時に指定できません。
    • 承認者の保存
      従来は申請者の上司が承認者となっている場合は、次回申請時のために設定した承認者情報を保存しておくことができました。
      本バージョンでは、上司以外も承認者として保存できるようになりました。
      ※機能に一部非互換があるため、本バージョンにバージョンアップする際は、旧システムで作成済みの申請書の承認者設定や承認者保存が動作しないなどの制限が発生します。
      詳しくは「旧バージョンとの互換性」欄を参照して下さい。
    • 文書の一時保存機能
      申請書と同様に、文書(イベント文書など)も一時保存が可能になりました。
      ※デフォルトでは保存ボタンが非表示になっていますので、有効にする場合はリソースファイルで "doc_save" の設定から style="display:none" を外して下さい。
    • 掲示板への画像の登録
      掲示板にpng,jpg,gifなどのファイルの画像を登録できるようになりました。
      色や表を使った掲示を行いたい場合、HTML形式での登録は従来よりできましたが、WordやExcelなどで掲示内容を作成し、その画面キャプチャの画像を登録することで、容易に色や書体、表組などを使った掲示内容が登録できます。
    • ログインバランサでのサーバ振り分けの重みづけ
      ログインバランサで、WASサーバに振り分ける際、WASサーバ毎に重み付けをつけられるようになりました。この重み付けの比重に従って各サーバ間で負荷のバランスを調整できます。
  2. 操性・運用の向上
    • 掲示板でHTML形式のプレビュー画面。
      HTMLで掲示内容を登録時に、プレビュー画面で確認を行うことができるようになりました。
    • RDBMS起動後にWASを起動するツールの追加
      本システムのシステム起動処理で、RDBMSの起動後にWASを起動しなければならない制約があります。
      そのため、両サーバを再起動した時など、起動のタイミングによってはWASの方が先に起動しエラーとなり、起動に失敗することがあります。
      このツールを使うと、RDBMSへの接続を繰り返し、接続が可能になってから、WASの起動を行います。
      ※本ツール利用する場合、使用するWASの製品や動作環境に合わせてWAS起動用のバッチのユーザサイドで作成しなければなりませんが必要です。
      ※運用管理システム(Tivoliなど)を利用して、本システムの起動制御を行われる場合はこのツールの利用は必要ありません。
    • ポップアップブロッカーのチェック
      従来は、ログイン後にメインメニューを別ウインドウで開く設定の場合、ポップアップブロッカーでブロックされると、ブラウザのウインドウが全て消えてしまい、ブラウザが起動できませんでした。
      このため、ポップアップブロッカーでブロックされた場合はエラーメッセージを表示して、ログイン画面に戻るように変更しました。
  3. 開発キットの強化
    • フォーム設定でバージョン毎のjspの登録
      フォーム設定でフォームのバージョン(任意に設定)別にjspが登録できるようにしました。
      フォームの仕様が変更になった際、別バージョンで別jspを登録しておけば、過去のバージョンで作成した申請書を当時バージョンのjspで開くことができる様になります。
    • ジョブコンテキストの追加
      一つのジョブ内で複数のタスクを実行するときに、ジョブコンテキストを使用することで、タスク間での値の受け渡しや、以降のタスクの実行のスキップができるようになりました。
      詳しくは、別紙「Xstrada V5.0設計の変更について」(Design_v5_0.htm)を参照して下さい。
変更内容
本バージョン(Xstrada V5.0)で仕様や設定を変更した内容です。

  • アクティビティ設定の変更
    ワークフローのアクティビティ設定で下表に示す内容が変更になっています。
    画面 項目 旧仕様 新仕様
    アクティビティ設定 保存可否 承認者として上司が
    含まれるとき可
    承認者の変更設定が「追加」
    または「追加・削除」のとき可
    詳細設定時の上司条件 上司階層または
    ランク検索条件
    ランク検索条件のみ
    詳細設定時の上司設定への保存 不可
    ルート図 申請者による承認者の変更 承認者として上司が
    含まれるとき可
    承認者の変更設定が「追加」
    または「追加・削除」のとき可
    申請時未設定チェック 選択した承認者の保存 不可
    (アクティビティ設定で保存設定時)

  • 上司設定に関するデフォルト設定の変更
    リソースファイルの上司設定に関する下記設定のデフォルトが変更になりました。
    リソース設定
    下位ランクの上司を許可する
    (superior_lower_enabled)
    0 (許可しない) 1 (許可する)
    同一ランクに複数の上司を許可する
    (superior_multi_in_same_rank)
    0 (許可しない) 1 (許可する)
    旧バージョンと同じ仕様にする場合は、上記のリソースファイルの値を変更して下さい。
  • 管理者グループのメンバー登録の削除
    管理者としたユーザは、opuser テーブルの z_admin カラムに 1 を設定するだけでなく、管理者グループ(リソース"admin_user_group_id"で指定したグループ)のメンバーにもなっていました。
    本バージョンからは、このグループのメンバー登録は削除され、opuser テーブルの z_admin カラムだけで判定するように変更しました。



2010年11月
株式会社オフィスパーク
企画本部