Xstrada V7.4 のリリース
はじめに
今般、Javaワークフローコア製品 Xstrada V7.4(v7.4.0)をリリースしました。
以降に、新しい機能や修正内容について記載しておりますので、より一層のご活用をお願いいたします。
基本動作環境
サーバ
分類 製品
OS Windows Server 2016 Standard
Windows Server 2012 R2 Standard
Windows Server 2012 Standard
Java Java SE 8 (u162以上)
WAS Apache Tomcat 9.0 (9.0.6以上)
Apache Tomcat 8.5 (8.5.29以上)
※ 他、Servlet3.1/JSP2.3に対応したWeb Application Server (個別の製品についてはご相談ください)。
RDBMS Oracle Database 12c Release 2 Standard Edition (12.2.0.1.0以上)
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
Oracle Database 12c Release 1 Standard Edition (12.1.0.2.0以上)
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
SQL Server 2016 Standard Edition
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_100_BIN2」
SQL Server 2014 Standard Edition (SP2以上)
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_100_BIN2」
クライアント
分類 OS ブラウザ
PC Windows 10 Pro
Windows 8.1 Pro (※1)
Windows 7 Professional (SP1以上)
Internet Explorer 11 (※2)
Edge (Windows 10 バージョン1803以上)
Chrome (最新版)
Firefox (最新版)
macOS High Sierra
Safari 11
モバイル (※3) iOS 11
iOS 10 (10.2.1以上)
Safari (OS標準版)
Android 5.1
Android 5.0
Chrome (最新版)
(※1) デスクトップのIEのみ利用可能(モダンUIのIEには未対応)、及び FORMWRITER使用有無に関わらずIEのActiveX有効化が必要です。
(※2) Windowsに Administrator ユーザでログインし、Internet Explorer で本システムを利用する場合、Internet Explorerの制限([KB2909974]Internet Explorer 11 をビルトイン Administrator で使用すると、名前付きのウィンドウの名前が認識されない)により、ウインドウ遷移が正しく機能しません。下記いずれかの方法で回避をお願いします。
  • Administrator ユーザ以外のユーザでログインする
    Administrator ユーザ以外のユーザであれば、管理権限を持つ(Administratorsグループに所属する)ユーザでも問題ありません。
  • セキュリティポリシーを変更する
    こちらの回避策にある手順でセキュリティポリシーを変更します。
(※3) モバイルで、PCと同じデスクトップ画面で利用する際はそのまま利用可能ですが、モバイル専用画面を作成して利用する際はオプションライセンスが必要となります。
また、いずれの場合もモバイル端末では管理メニューは利用できません。
FORMWRITER利用時 (32ビット版のIEのみ対応)
Microsoft Excel 2016
Microsoft Excel 2013 (SP1以上)
  • FORMWRITER利用者のクライアントにMicrosoft Excelがインストールされていない場合、申請書から転記した内容の印刷は可能ですが、印刷用デザインファイルに設定された計算式やグラフなどは印刷結果に反映されません。
  • デザインファイルのファイル形式に"xlsx"を使用する場合はセルの名称の長さに4文字以上の制限があります。
新機能と機能拡張
本バージョンで追加または拡張した機能です。
  1. 操性・運用の向上
    • 稼働環境の更新
      稼働環境を更新しました。
      <新規対応>
      ・Edge
      ・Apache Tomcat 9.0
      ・Oracle12c R2
      <対応終了>
      ・Apache Tomcat 8.0
      ・Oracle11g R2
    • ログイン履歴の確認
      自分のログイン履歴を確認できるようにしました。
      不正に利用されていないか確認できます。
    • 兼務ユーザによる自動承認
      兼務ユーザでも自動承認が行われるため、主務で承認後、兼務切り替えを行い、再度同じ申請書を承認するという手間がなくなります。
      ※自動承認は連続したアクティビティのみ有効です。
    • ブラウザでのShiftJISの文字チェック
      補助文字などShiftJIS以外の文字が入力されていないかのチェックがブラウザ上で可能です。
      サーバ側でチェックした場合と異なり、どの入力項目の文字が該当したかがすぐに分かります。
    • 回議意見の一括入力
      回議中の申請書に対し、代理や兼務などで複数の意見を入力する権限を持っていた場合、申請書を権限毎に開きなおして意見を入力する必要がありましたが、
      一回で代理、兼務の分もまとめて意見入力可能になりました。
      ※入力する意見(選択肢、コメント)は全て同じ内容が入力されます。
      ※まとめて入力するかどうかは、意見入力時にチェックボックスでon/offできます。
    • 一覧ビュー表示内容をExcelファイルでダウンロード
      一覧ビュー表示内容をCSVファイルでダウンロードする現行機能に加え、Excelファイルでダウンロードすることも可能になりました。
      CSV形式でダウンロードしたものをExcelで開くと
      ・ゼロ始まりのコード番号 "00012345" → "12345" (頭の"0"が消える)
      ・国際電話番号 "+813-1234-5678" → "-6099" (式とみなされ計算される)
      のように、書式が指定できないため意図しない値となることがありましたが、直接Excelファイルでダウンロードするため、そのようなことがありません。
    • 駅すぱあとWeb-Plusの探索条件変更
      駅すぱあとWeb-Plusの探索条件を変更しました(駅すぱあとI-Plusは変更ありません)。
      ・"新幹線"と"新幹線のぞみ"の二つに分かれていたのを"新幹線"にまとめました。
      ・"高速バス","路線/連絡バス"の条件を追加しました。
      ・"飛行機","船"の条件指定を、使用有無のチェックボックスにしました。
       ("気軽に利用", "普通に利用", "極力利用しない", "利用しない"とありましたが、実際は"普通に利用"と"利用しない"しか機能していませんでした)
修正内容
本バージョンで修正した内容です。
  • JobServiceをWindowsのサービスとして登録したときに停止しない場合がある。
  • 添付ファイルの最大サイズ指定(<op:appattach>のmaxsize属性)が有効にならない。
  • 回議アクティビティ設定の差戻先を有効に設定しても、差戻先として表示されない。
制限事項・注意事項
  1. ライセンスファイルの変更
    本バージョンではV7.2以降のライセンスファイルが必要です。それ以前のバージョンのライセンスファイルは使用できません。
    バージョンアップの際には新たにライセンスファイルの発行を受け、入れ替えて下さい。
  2. 旧バージョンとの互換性
    • 本システムはV7.0からHTML5となっております。それ以前のバージョンからバージョンアップする際は、申請書JSPをはじめとするお客様向けに作成したモジュールもHTML5に変更する必要があります。
      Java部分の変更はほとんどありませんが、HTML/JavaScript/CSSのクライアントサイドのテスト・変更が必要になります。
      提供する変更点一覧を参考に、変更を行って下さい。
    • RDBのテーブル、ビューの変更が必要です。
      RDBに既に存在するデータの内容については互換がありますが、テーブルやビュー(またはシノニム)の変更が必要です。
      テーブルの変更、ビュー(シノニム)の変更は提供するコンバートSQLで行って下さい。
    • 以前のシステムでエンジンのクラスを継承してカスタマイズクラスを作成されている場合やエンジンのAPIを使用している申請書など、エンジンのクラスやメソッドを変更した影響により、これらの設計に対して修正が必要になる可能性があります。
      該当するお客様ではバージョンアップの際、再コンパイルや実機での動作確認をお願いいたします。
      詳しくは弊社担当者へ問い合わせ下さい。



2018年05月
株式会社オフィスパーク
企画本部