Xstrada V7.5 のリリース
はじめに
今般、Javaワークフローコア製品 Xstrada V7.5をリリースしました。
以降に、新しい機能や修正内容について記載しておりますので、より一層のご活用をお願いいたします。
基本動作環境
サーバ
分類 製品
OS Windows Server 2016 Standard
Windows Server 2012 R2 Standard
Java Java SE 8 (u181以上)
WAS Apache Tomcat 9.0 (9.0.12以上)
Apache Tomcat 8.5 (8.5.34以上)
※ 他、Servlet3.1/JSP2.3に対応したWeb Application Server (個別の製品についてはご相談ください)。
RDBMS Oracle Database 12c Release 2 Standard Edition (12.2.0.1.0以上)
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
Oracle Database 12c Release 1 Standard Edition (12.1.0.2.0以上)
※ キャラクタセットは「AL32UTF8」または「JA16SJISTILDE」
SQL Server 2017 Standard Edition
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_140_BIN2」
SQL Server 2016 Standard Edition
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_100_BIN2」
SQL Server 2014 Standard Edition (SP2以上)
※ 照合順序は「Japanese_XJIS_100_BIN2」
クライアント
分類 OS ブラウザ
PC Windows 10 Pro
Windows 8.1 Pro (※1)
Windows 7 Professional (SP1以上)
Internet Explorer 11 (※2)
Edge (Windows 10 バージョン1803以上)
Chrome (最新版)
Firefox (最新版)
macOS Mojave
Safari 12
モバイル (※3) iOS 12
iOS 11
Safari (OS標準版)
Android 7.0
Chrome (最新版)
(※1) デスクトップのIEのみ利用可能(モダンUIのIEには未対応)、及び FORMWRITER使用有無に関わらずIEのActiveX有効化が必要です。
(※2) Windowsに Administrator ユーザでログインし、Internet Explorer で本システムを利用する場合、Internet Explorerの制限([KB2909974]Internet Explorer 11 をビルトイン Administrator で使用すると、名前付きのウィンドウの名前が認識されない)により、ウインドウ遷移が正しく機能しません。下記いずれかの方法で回避をお願いします。
  • Administrator ユーザ以外のユーザでログインする
    Administrator ユーザ以外のユーザであれば、管理権限を持つ(Administratorsグループに所属する)ユーザでも問題ありません。
  • セキュリティポリシーを変更する
    こちらの回避策にある手順でセキュリティポリシーを変更します。
(※3) モバイルで、PCと同じデスクトップ画面で利用する際はそのまま利用可能ですが、モバイル専用画面を作成して利用する際はオプションライセンスが必要となります。
また、いずれの場合もモバイル端末では管理メニューは利用できません。
FORMWRITER利用時 (32ビット版のIEのみ対応)
Microsoft Excel 2016
Microsoft Excel 2013 (SP1以上)
  • FORMWRITER利用者のクライアントにMicrosoft Excelがインストールされていない場合、申請書から転記した内容の印刷は可能ですが、印刷用デザインファイルに設定された計算式やグラフなどは印刷結果に反映されません。
  • デザインファイルのファイル形式に"xlsx"を使用する場合はセルの名称の長さに4文字以上の制限があります。
新機能と機能拡張
本バージョンで追加または拡張した機能です。
  1. 操性・運用の向上
    • 稼働環境の更新
      稼働環境を更新しました。
      <新規対応>
      ・SQL Server 2017
      ・macOS Mojave
      ・iOS 12
      ・Android 7.0
      <対応終了>
      ・Windows Server 2012
      ・macOS High Sierra
      ・iOS 10
      ・Android 5.1
      ・Android 5.0
    • ジョブの実行結果通知メールにログファイル添付
      ジョブの実行結果通知メールにログファイル(zip圧縮)を添付可能にしました。
      個々の通知先ユーザ毎に添付の有無が指定可能です。
      ※サイズが大きなとき(圧縮後のサイズで、デフォルト3MB超。リソースで変更可)は添付されません。
    • 管理者による承認者の追加時に、承認依頼メールの送付
      管理者が、申請書の承認者の変更を行った際、追加した承認者に承認依頼メールを送信可能にしました。
    • 管理者による代理承認者の変更
      管理者が、申請書の承認者に対して、代理承認者の変更も可能になりました。
      追加した代理承認者に承認依頼メールの送付も可能です。
    • ビューのソート対象指定時に、ソート対象カラムの自動移動
      ビューのソート対象指定時に、ソート対象カラムを上に、非対象カラムを下に、自動的に移動するようにしました。
  2. 開発キットの強化
    詳細は設計マニュアルを参照ください。
    • 申請書添付ファイル<op:appattach>に各種設定を行う属性追加。
      acceptext: 添付ファイルとして指定可能なファイル拡張子の制限
      maxcount: 追加できる添付ファイルの最大数の指定
      updown: 添付したファイルの表示順を並べ替えを可能にするか否か
      line: ファイルごとに改行して表示するか否か
    • 公開者グループの担当の複数指定
      担当をフィールドで指定する場合、フィールドに配列で担当を格納することで、複数の担当が指定可能です。
    • 駅すぱあとWeb-Plusの戻り値追加
      fsect_type: 区間毎の料金タイプ(普通乗車券、指定席、定期券利用 など)
      is_minimum_price: 選択した経路が最安かどうか(*)
      is_minimum_time: 選択した経路が最短かどうか(*)
      is_minimum_transfer: 選択した経路が最小乗換回数かどうか(*)
      (*)その時の探索結果として表示された経路一覧の中で、選択した経路が、最安/最短/最小乗換回数であったかどうかです。
      異なる条件で探索した場合、探索結果一覧が異なるため、別の経路が、最安/最短/最小乗換回数となる場合があります。
    • ツリービュー<op:viewtree>から、明細ビュー<op:viewtable>へ複数の値の送信が可能
    • opxs.jar に jspファイルの埋め込み
      opxs.jar に jspファイルを含めました。
      カスタマイズする際は、対象のjspファイルだけを opxs.jar(zip圧縮) から抜き出してください。
修正内容
本バージョンで修正した内容です。
  • フレームダイアログ表示時に、タブキーで後ろの画面の操作ができてしまう
  • 新規メニューでアクションを f_submitFrameDlg() としたとき、代理申請でエラーになる
  • コマンドプロンプトからのジョブ実行(jobsvc execute)を同タイミングで複数実行したとき、エラーになる場合がある
制限事項・注意事項
  1. ライセンスファイルの変更
    本バージョンではV7.2以降のライセンスファイルが必要です。それ以前のバージョンのライセンスファイルは使用できません。
    バージョンアップの際には新たにライセンスファイルの発行を受け、入れ替えて下さい。
  2. 旧バージョンとの互換性
    • 本システムはV7.0からHTML5となっております。それ以前のバージョンからバージョンアップする際は、申請書JSPをはじめとするお客様向けに作成したモジュールもHTML5に変更する必要があります。
      Java部分の変更はほとんどありませんが、HTML/JavaScript/CSSのクライアントサイドのテスト・変更が必要になります。
      提供する変更点一覧を参考に、変更を行って下さい。
    • RDBのテーブル、ビューの変更が必要です。
      RDBに既に存在するデータの内容については互換がありますが、テーブルやビュー(またはシノニム)の変更が必要です。
      テーブルの変更、ビュー(シノニム)の変更は提供するコンバートSQLで行って下さい。
    • 以前のシステムでエンジンのクラスを継承してカスタマイズクラスを作成されている場合やエンジンのAPIを使用している申請書など、エンジンのクラスやメソッドを変更した影響により、これらの設計に対して修正が必要になる可能性があります。
      該当するお客様ではバージョンアップの際、再コンパイルや実機での動作確認をお願いいたします。
      詳しくは弊社担当者へ問い合わせ下さい。



2018年10月
株式会社オフィスパーク
企画本部